日本口腔インプラント学会 専門医 日本顎咬合学会 認定医 歯科医師 尾崎 和郎
札幌市西区八軒9条西9丁目1-1ホームページを見たとお伝えください 011-612-8030
月火木金 9:00~12:30/14:00~20:00
水土 9:00~13:00
ホームページを見たとお伝えください 011-612-8030
インプラント治療は、治療後は非常に安定している事が立証されている治療法です。
しかし、いつまでも健康に維持するためには、その後のメインテナンスが欠かせません。
インプラント治療は、全く歯がない場合に行うものというだけではなく、通常、口腔内にインプラントと、ご自身の残っている天然が混在している状況が一番多いのが実情です。特に歯周病で歯を失ってしまった場合は歯周病の治療をきちんと行い、インプラント埋入後は特にしっかりとメインテナンスを継続しなければ、歯周病と同じ状態になってしまい、せっかく入れたインプラントを失ってしまうことになってしまう場合もあります。
インプラントの場合、骨との間に「歯根膜」という結合組織がないため、歯根膜から血管の血液供給が少ない部分がございます。また、結合組織の繊維の方向も天然歯とは違います。このことは歯肉縁下へのプラークの感染に対して、血液中の白血球などの免疫を担っている細胞の動きが低く、インプラントは天然歯に比べると、感染に対し防御機構が劣ると言えます。このことから、プラーク形成初期の段階でメインテナンスを適切に継続していくことが、インプラントでも、天然歯と同じように、大変重要であることと言えます。そして、残存歯の歯周病の問題を解決しておくことが大切です。
インプラント周囲組織のメインテナンスも、天然歯と同じように行います。歯周組織を良好な状態で、長期間にわたり、維持していく目的で、炎症の再発防止と、健康な状態を積極的に維持をしようとすることを総称し、メインテナンス治療 supportive periodontal treatment : SPT」といいます。といいます。メインテナンスでは、インプラント周囲組織の継続的なモニタリングを行い、病変の存在や、その進行度を評価します。
尾崎歯科では、積極的にインプラントのメインテナンスをおすすめしており、また、患者様にもインプラントの定期的に受けていただけるようにお話しています。せっかく取り戻した「噛める」という喜びを、末永く維持するために、インプラントのメインテナンスを定期的に受けましょう。